クレディアグリコルCIBジャパン

クレディ・アグリコル銀行

2009年以来、クレディ・アグリコルのサステナブル・バンキング・チームは、お客様に対して、クレディ・アグリコル・グループが選択した4つの優越分野(農業及び食料加工、住宅供給、健康及び人口高齢化、省エネ及び環境配慮)にフォーカスした社会、環境配慮型プロジェクトの支援を行ってきました。

ストラクチャード商品

グリーン、ソーシャル及びサステナブル・ボンドは、標準的な債券と同じ特徴を持つ一方で、調達資金が環境及び/または社会的利益に配慮したプロジェクト・資産への資金付けに特化することが意図されています。

サステナブル・バンキング・チームは、サステナブル・バンキング関連市場の創造、発展の原動力を担い、その最も重要なイノベーションの促進に注力してきました。特に同チームは、サステナブル・バンキング関連市場の透明性、統合性を推進するグリーン・ボンド原則を支援し、最近では、グリーン・ボンド市場のベスト・プラクティスをソーシャル・ボンドのそれに発展させたソーシャル・ボンドの発行体ガイダンスを共稿しました。

2012年以来、クレディ・アグリコル CIBは、グリーン、ソーシャル、サステナブル・ボンドの組成、投資における世界のリーダーの一社となっています。同行はIFC(国際金融公社、世界銀行グループの発展支援機関)、アジア開発銀行、ICBC(中国工商銀行)、韓国開発銀行、Agence France Trésor、Île-de-France、SNCF Réseau、フランス電力、ENGIE等の発行体の主要取引に参加してきました。

同行は、男女同権を推進する取引(「ジェンダー・ボンド」)の先駆者でもあります。特に、最近ではアジア開発銀行、QBE保険グループとともに、2つのジェンダー・ボンドの発行に従事しました。

ストラクチャード商品

サステナブル・バンキング・チームは、気候変動に対抗し、脱炭素経済への移行に貢献するプロジェクトに資金付けする目的として、2013年にクレディ・アグリコルCIBのグリーン・ノート発行に従事しました。また、同チームは、グリーン・ボンド・フレームワーク(2018年の最新の更新においてはVigeo Eiris社(ESG(環境・社会・ガバナンス)格付機関)からのセカンド・オピニオンを取得しています)に支持、記述されるグリーン認定資産を選択する厳密な方法論を確立させました。

クレディ・アグリコル CIBのグリーン・ノートはグリーン・ボンド原則によって定義される4つのストラクチャリング要素をもとに提供されます:

資金使途: グリーン・ノート発行を通してクレディ・アグリコルCIBにより調達された資金は、クレディ・アグリコルCIBのグリーン・ローンのポートフォリオを支援するために使用しなければなりません。

プロジェクトの評価と選定のプロセス:対象のプロジェクトとビジネスは厳密な方法論に従って選定されます。クレディ・アグリコルCIBのポートフォリオ内の資産のカウンターパーティーには、それぞれのセクターにおける相対的なパフォーマンスを基にしたESG格付が割り当てられます。この格付は、独立した外部の機関により提供されるESG格付などを基に付与されます。グリーン・ポートフォリオに適格となるビジネスは(i)より環境に配慮した経済へ移行するために重要なセクターに関わるもの、或いは気候変動に対抗するものであり(ii)各々の分野のパフォーマンスにおいて模範的であることが求められます。

資金使途のモニタリング:グリーン・ポートフォリオに含まれるローンの識別、及び残高のモニタリングはクレディ・アグリコルCIBの電子ローン・マネジメントシステムが行い、これは行内の特化したチームにより管理されています。このチームはクレディ・アグリコルCIBのグリーン・ノートの発行額とグリーン・ポートフォリオの残高が常に同額であることを確認しています。

レポート業務:クレディ・アグリコルCIBは半年に1回、資金使途に関するレポートを公開しています。顧客に対する守秘義務に鑑みて、レポートでは匿名のプロジェクトやビジネスの例が取り上げられ、支援されたプロジェクトやビジネスの中でも特に環境に貢献したものが強調されます。クレディ・アグリコルCIBの監査人は、クレディ・アグリコルCIBによって確立された手順が、確立された方法論を遵守するものであることを、年に1回照査しています。

ストラクチャード商品

サステナブル・バンキング・チームは創設当初より収益性があり、かつ社会的、環境的な目的を持つプロジェクトに取り組んできました。目的は具体的に貧困削減、恵まれない地域における雇用創出、そしてカーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)の縮小等を含みます。例えば、サステナブル・バンキング・チームは地方コミュニティと共にカーボン・オフセットを目指すファンド(Livelihoods*)を設立し、Lafargeに対して住居に特化したマイクロファイナンスのプロジェクトへの助言を行いました。

*Livelihoods: このファンドはカーボン・ファイナンスによる貧困国の地方コミュニティにおける生活の質の向上を目指すものです。一例として、アフリカの地方コミュニティにおける果樹の植林、及びアグロフォレストリー(森林農業)の発展への支援を行うプロジェクトが挙げられます。このプロジェクトの対象地域においては食料品による収入の向上、さらに森林による炭素ストックが可能となります。ファンドの投資家にはカーボンクレジットが付与されます。最初の契約者はDanone、Crédit Agricole S.A.、Schneider Electric、CDC Climat等です。サステナブル・バンキング・チームはこのプロジェクトを創設当初から支援し、現在もファンドへの加入を検討している多くの企業、機関投資家との対話を行っています。

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